【バイク整備】ブレーキフルードを交換する~エアー抜きの注意点~

ブレーキフルード バイク バイク
スポンサーリンク

どうも、かつまる(@Katsumaru_RR)です。

バイクのメンテナンスの一つであるブレーキフルードの交換を行いました。

基本的に2年に1度の交換を推奨されていて、夏前に行うつもりだったのですが、結局引き延ばして夏が終わり、涼しい時期になるまで実行に移せなかった。

作業としては難しい作業ではないですが、エアーが入らないように注意する必要があることと、その場合のエアー抜きをする必要があるので嫌煙しがちな作業であるのかもしれない。

特に250cc未満のバイクだと車検がないので、劣化したままのブレーキフルードを使っていたりすると、ブレーキのタッチが極端に柔らかかったりします。

新品に交換後はレバーが固くなり変化も感じやすく安全になります。

愛車のNinja650の交換作業にて参考になればと思います。

用意するもの

  • ブレーキフルード(DOT4)
  • ゴムホース
  • スポイト
  • 空のペットボトル
  • ウエス
  • スパナまたはメガネレンチ

※ブレーキフルードは、DOT4指定車種かDOT3指定なのか確認しておいてください

※ゴムホースやスポイトはホームセンターで数百円で手に入ります!!
 ホースサイズはブリーダー先端外径より1mm小さいもので透明のものが良い

作業開始

作業する場合は出来るだけ車体を水平にしておいてください。

メンテナンススタンドがある場合はセットしてからリザーバータンクが水平になるようにハンドルの角度で調整しましょう。

フロントブレーキリアブレーキの2ヶ所で作業がありますが基本的に行う作業は一緒です。

まずはフロントから開始します。

リザーバータンクのネジを外して蓋を外していきます。
その際、リザーバータンクの周辺をウエスで覆います。

マー君
マー君

ブレーキフルードがこぼれてしまって、塗装面に付着すると塗装が剥がれる恐れがあるので要注意だよ!!ウエスでしっかり対策してね!

カバーを取り外したら、ダイアフラムプレートダイアフラムがあるのでそれも取り外します。

そして、リザーバータンク内のフルード液をスポイトを使って全て抜いていきます。

古いブレーキフルード液は用意した空のペットボトルに入れていきましょう。

今回使用しているスポイトは容量10mlです。
この大きさが一番使いやすいと思います。

リザーバータンクが空になったらウエスで汚れをふき取ってしまいます。

新しいブレーキフルード液をリザーバータンク内に入れていきます!

これからの作業は、新しいブレーキフルードで古いブレーキフルードを押し出して、ブレーキフルードの交換をしていきます。

ホースを伝うブレーキフルードの色で入れ替わりが判断できるよう透明ホースを使用します。

マー君
マー君

ブレーキフルード液には色がついたものがあって、前回と違う色だと古いものから新しいものへ変わったのが分かりやすくなるんだよ!

作業するときはリザーバータンクのダイヤフラムを被せておきましょう
※被せておかないと、ブレーキレバーを握った際に噴き出す恐れがある為です。

ブレーキレバーを数回握って、マスターシリンダーにつながる出入り口のエアーを取っておきます。

ブリーダーのゴムキャップを外して、ゴムホースをつなぎます。
つなぐ先は先ほどの空のペットボトルへ!
※メガネレンチを使う場合は先に装着しておくこと!今回はスパナレンチを使用します。

てる
てる

ちなみにダブルディスクブレーキの場合は、左側のキャリパーから先にフルード交換を行うよ。理由はブレーキホースが長い順で作業するからだね!

ここからが少し面倒ですが、片方でブレーキを軽く握りこみながらレンチを回してブリーダーを開けて、フルード液を押し出します。

そうすると、ブレーキレバーがグリップにくっ付いてくるのでブリーダを締めます。

そして、ブレーキレバーを3,4回握ります

これを古いフルード液が入れ替わるまで何度かやっていきます。

注意点としてはブレーキはゆっくり握りこんでいくことと、握ったまま保持しておくことです。

マー君
マー君

リザーバータンク内が空になるとエアーを噛んでしまうので、適時補充を行いながら作業してね!エアーを噛むとブレーキレバーの感触がなくなるから、エアー抜きをしないといけないよ!

交換が完了したら、再度リザーバータンク内をUPPERレベル付近まで補充して、ダイヤフラム、ダイヤフラムプレート、カバーを取り付けたら完了です。

完了後はブレーキレバーの握り込みがしっかり手ごたえあるか確認しておいてください。

これは大事なので怠らないこと!!

柔らかかったらエアーが噛んでいる可能性が高いです。

リア側も基本的な整備手順は同じです。

作業時間はそんなに掛からないですが色々と注意しながらの作業にはなります。

また、ブレーキフルード液は塗装を剥がす要因になります。

水を吸収する性質があり、水で除去できるので、作業後はリザーバータンク付近を洗車しておくと安心です。

それでは~~

コメント

タイトルとURLをコピーしました