マーケティング力・市場の中の「価値」を知る

マーケティング
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どうも~!かつまる(@Katsumaru_RR)です。

自分の身の回りに「価値があるもの」があったとしても、それを認識できなければ、なかったかのように感じられますよね。

現在は多種の職業が多く存在し、趣味や生活の中での得意分野で成功している方が沢山見られます。

インターネットが社会のインフラとなった今、人が求める「価値」に気づける人は市場に送り出せる可能性で溢れています。

これは、世の中に必要だと思われる価値の存在を見極める能力があったからこそ、成功に繋がっているのです。とくに特別なスキルを持っていた訳ではなく、マーケティング能力の差ではないでしょうか。

要は“誰にとって、どんなものが求められているか”それを考えて気付ける能力です。

会社から読み解く競合と事業形態

例えば、日本を代表するメーカーのSONYってどんな会社でしょうか?どんな会社が競合になってくるのかを考えてみましょう。

まず、思い浮かべるのはテレビやAV機器、ゲーム機を作る会社として想像できますね。

しかし、決算書から見ると違った見え方が出来ます。

売上こそ、ゲーム等のシェアーが大きく、売上比率で行くとテレビ、AV機器、ゲーム、携帯電話、映像機器での事業で5割以上を占めています。

それらの事業によって売上の大半が支えられており、これは世の中のイメージと同じだと思います。ところが、営業利益を見ていくと、保険などの金融事業や音楽事業の2事業でソニーブランド製品と同等の利益を出してます。
※過去決算書参照

2021年3月期決算では、純利益が前期比の2倍になり1兆円を越えました。
ゲーム事業と鬼滅の刃のアニメ制作で大きくシェアーを上げてるようです。

これを見るとソニーの競合として、考えられる事業は他の電化製品のメーカーやゲーム業界だけではないとの見方が出来ますよね。

アニメを制作している音楽事業では、映画関連会社も競合会社となってくるのです。

以前は国内トップメーカーであった、SONYも家電メーカーにおいては中国系メーカーなどの格安で市場に商品を出してきている会社もライバルになっています。

要は商品に対する価値観は様々に変化してきているので、競走がより大きな市場で行なわれていることになります。

こういった思考で事業を紐解いていくことは、マーケティングにおいては必要な能力です。

このように日本を代表するメーカー企業の競合は?で論理的に考えられる人はそうはいないのかもしれません。しかし、多角的に物事をみることは、気付きにおいて大切なことです。

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価値とは何か?

最近では、外出を控えるようになった人々が、家で過ごす為の消費活動が増えてきています。いわゆる『巣ごもり需要』ですね。

この中で、人々は何を求めているのか?トレンドをうまくキャッチして市場を素早く把握している会社が、売上を上げて好業績を収めていきます。

価値とは世の中の人が求める数に匹敵するものだと考えられます。

どんなに素晴らしい商品を多額の資金を使って開発したとしても、需要が無ければ、価値があるものとは言えません。

価値の創出は金額とは比例しないのです。例えば、外食を控えた人が、自炊をする。そんなときに料理のレシピや作り方を動画をとおして、成功している方もいます。それは、現在において求められるサービスを価値あるものにしているからです。

しかし、需要のあるようなモノやサービスにおいても、価値は変動します。それは何故か?

取引されているモノが無くても生活において成立するモノだったり、供給者が複数いれば売れるために市場価値を下げていきます。

同じモノでも人によって求めている価値が異なってくるからです。

車を買おうとしている人が求めているモノに、移動できればいいと思う人や、高級車を所有したい人もいるでしょう。また、都市部に住んでいて車は無くても生きていける人もいて、車に対する価値においても、求めている価値が異なってくるのです。

需給バランス

これまでの話によって、素晴らしい商品を作ったとしても、供給者が多いと儲かりはしない!と理解する事が出来ます。数多くの商品が出回る市場で戦おうとしても、同じような価値が複数あれば、価格は下がっていきます。

いわゆる供給過多ですね。
市場価値を下げない為にも同じような商品やサービスでも他社とは違ったコンセプトの商品を送り出していくことが大事になります。

素晴らしい商品では無く、需要に対し供給の少ないモノを生み出すことがマーケティング力でもあります。

まずはやってみる事で市場ニーズを把握

何が消費者の購買に繋がっていくのか?それを見極めることは簡単なことではありません。

ネット広告を出稿する際にも、色んなデザインの広告や目を引くようなキーワード選びなど、消費者に支持されるものを選択しながら見極めることは出来ます。

しかし最初から多額の資金を使って作り込んだCMや雑誌広告では、試しにテストしてみるなんて事は出来ません。

サービスにおいても同じ事が言えます。コロナ禍においてこれまでと同じ業態でサービスを続けることが難しくなった企業も多くありますよね。

かつまる
かつまる

実際にコロナ禍でのビジネスの変化に対し、元々の事業を変えていき新しいビジネスを検証することで事業のあり方を変えた方がいたよ

スタートアップの会社で余っている不動産を借りて、ホテル業を始めた会社が市場の変化にすぐに対応して貸しサロンとして営業されている方もいました。

時間貸しとして場所を提供し、エステティシャンや美容師など店舗を持たない専門職との協業ビジネスでもあります。

最初はテスト形式で実行していたそうですが、結果的に当初の計画よりもこちらの計画が売上アップに繋がっていたようでした。

まずはやってみることは『素早い行動力と迅速な意思決定』が重要なので、結果に伴わないようなら、早めに見切る判断力も大切です。

トレンド変化の早い市場においては、ニッチなサービスにおいても、どんどん挑戦していくことが思わぬ成功を導いてくれるのです。

最後に

世の中には市場の中で売れる価値は溢れています。

それを見つけられるかどうかで成功への分岐点になりえると考えられます。モノやサービスだけでは無く自身の持つスキルや学びにおいても市場に求められる価値を形成していくことで全ての人がそれぞれの分野で活躍し、市場に価値を提供できる立場にもなっていきます。

マーケティング力は特別なモノでは無く、価値あるモノに気が付く能力です。

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